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2019.04.12

糖尿病と歯周病の関係について シリーズ第3弾!!

こんにちは。歯科衛生士の田中です!
春らしくなってきましたね。
今回はシリーズ第3弾です。
糖尿病と歯周病の関係
・血管の障害
糖尿病が進行すると、全身の血管に障害が起きて様々な合併症を生み出していくことは周知の通りですが、特に細い血管に障害が現れやすいため末梢組織の血流量が低下して、感染や組織の修復を妨げます。
歯周病はまさにその末梢組織にあたり毛細血管が豊富にあるため、歯周病の悪化を手助けしてしまうことになるのです。
食後高血糖
歯周病が進行すると、歯がぐらついたり失ったりすることで、硬い食べ物が食べにくくなってしまいます。すると、軟らかいものばかり食べたり、よく噛まずに飲み込んでしまいがちです。軟らか食べ物はプラークを蓄積しやすいので、歯周病に悪影響を与えるのは勿論のこと、食後高血糖を起こしやすく、糖尿病への悪影響も否めません。
硬いものを食べにくくなるということは、食後高血糖を抑えるはたらきのある繊維質の食べ物を摂りにくくなります。
また、噛む回数が少ない食事が多くなることも食後高血糖に繋がりやすいのです。
相互関係について
・糖尿病の人は歯周病にかかりやすい
歯周病の人は糖尿病もしくは糖尿病予備軍であることが多いと考えられています。
糖尿病の人はそうでない人に比べて2倍以上の確立で歯周病にかかりやすく、逆に歯周病の人はそうでない人よりも糖尿病の罹患率が高く、糖尿病でなくても糖尿病予備軍である血糖値が高めの人が多いことが分かってきました。
・糖尿病の人は歯周病が重症化しやすい
糖尿病の人はそうでない人よりも歯周病が重症化しやすいが、糖尿病の人が歯周病を徹底して治療すると、血糖値が改善することがあります。しかし、血糖のコントロールが悪いと治療効果も出にくくなるのです。
健康な身体と丈夫な歯で美味しいものをたくさん食べたいですね!
シリーズでお伝えしました糖尿病と歯周病の関係は今回で終了です
市川市行徳(福栄)予防を中心に小児から入れ歯まで「いつでも頼れる町の歯医者さん」を目指す個室診療
はぎわら歯科クリニック